アイテムだけでは、限界があった
ローション、リング、スプレー。
いろいろ試して、確かに改善した。
挿入時間も、3〜5分くらいまで伸びた。
でも、まだ「楽しむ」というレベルには届かなかった。
「もう少し、あと少しだけ」
その「あと少し」が、どうしても埋まらない。
そして思った。
「これ以上は、アイテムだけじゃ無理なのかもしれない」
もしかしたら、薬でなんとかなるかもしれない
そう思ったとき、次にやることは決まっていた。
一人で抱え込まないこと。
勝手に始めないこと。
ちゃんと、話すこと。
その日の夜、タイミングを見て、妻に切り出した。
「ちょっと真面目な話なんだけどさ」
「早漏の対処薬っていうのがあるらしくて」
「試してみようかな、って思ってる」
正直、反応が怖くなかったと言えば嘘になる。
引かれるかもしれない。
「今さら?」って思われるかもしれない。
でも、黙ったまま続ける方が、もうしんどかった。
「いいんじゃない」
妻は少しだけ考えてから、こう言った。
「いいんじゃない」
拍子抜けするくらい、あっさりだった。
責められもしなければ、笑われもしなかった。
その時点で、もう少し気が楽になっていた。
調べていたのは、DMMオンラインクリニック
早漏改善薬。
いわゆる「ポゼット」や「プリリジー」と呼ばれるものだ。
DMMオンラインクリニックでは、
「ダポキセチン錠30mg(ポゼットと同一有効成分)」
という名前で扱われている。
名前は正直、少し分かりにくい。
でも有効成分が同じであること、
医師の診察を経て処方されることは確認できた。
一回、1,000円。それは高いのか、安いのか。
値段を見て、正直ちょっとひるんだ。
1錠あたり、だいたい1,000円前後。
安くはない。
射精1回に1,000円。
冷静に考えると、なかなかの金額だ。
でも、こうも思った。
10年以上、
気まずさと申し訳なさを積み上げてきた時間。
終わったあとの、あの空気。
それが少しでも変わる可能性があるなら。
1,000円は、高いのか、安いのか。
少なくとも、
「何もしないまま終わる」よりは、ずっとマシだと思った。
「次がある」という、久しぶりの感覚
副作用についても、もちろん調べた。
下痢、吐き気、頭痛。
ネットにはいろんな話が転がっている。
正直、怖くなかったわけじゃない。
でも、
「ダメだったら、やめればいい」
「試してみなきゃ、何も分からない」
そうやって、自分を納得させた。
申し込みを済ませて、
薬が届くのを待つ時間は、不思議な感覚だった。
期待と不安が、同時にある。
でもそれ以上に、久しぶりに「次がある」感じがしていた。
10年以上、
ずっと同じ場所で立ち止まっていた問題が、
ようやく、次に進もうとしている。
次回:初めてのポゼット服用、そして夜。
次回は、実際に薬を飲むタイミング、
そして、初めての夜について書こうと思う。
あの夜のことは、今でもよく覚えている。
続きは、また次回。
タカハシ


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